断捨離というのは、何でもかんでも捨ててしまえば良い訳ではなく、
自らにとって要・不要の境を見定める、極めて繊細な選択の事を指すと思っています。
煩わしい事を快適ではないからといって、全て捨てて良いとは限りません。
陰と陽の循環を考えれば、甘んじて受け入れるべき必要なマイナス要素もあるのです。
(後でプラスに変換するための遠心力になります)
しかし、誤って切り捨てることへの恐れや、固定観念に縛られ、捨てるべきものを捨てることができない「選択の放棄」の方が世間では散見されます。
先ず最初に捨てるべきなのは「皆んなこうしてる」「こう言われた」といった屍人のような思考の放棄です。
第一に優先すべきは自身の奥から湧いてくる「想い」です。
出発点と目標への点を結んだ直線上を邁進する。
その道のりで、断つべきものを断ち、捨てるべきものを捨て、離れるべきものから離れる。
それが本当の断捨離であり、志を貫くために「選ぶべきものを選ぶ」行為そのものだと言えます。